こちらは直径最大部178ミリに達する、極めて大きなゴニアタイトの磨き標本です。ゴニアタイトは、約4億年前に生息していた原始的な頭足類で、あのアンモナイトの祖先と言われています。ジグザグの縫合線が特徴で、こちらの標本にもその様子がよく現れています。殻表面に見られる、折れ線のような模様がおわかりでしょうか。
ゴニアタイトの標本は、概ね10センチ以下のものが大半を占めます。10センチを超えるだけでも大判といえる中、こちらは直径178ミリという、驚きのサイズを誇ります。面積にして比較すれば、10センチサイズのおよそ3倍以上に相当し、極めて大型の個体です。
しかも、ゴニアタイトに特有のジグザグ状の縫合線もよく保存されており、保存状態も良好です。
縫合線の形状は大きく3つのタイプに分類されます。まず、本標本のようなゴニアタイト型、次に三畳紀の頭足類に見られるセラタイト型、そして、最も時代の新しいアンモナイト型です。これらは時代が進むにつれて、縫合線が次第に複雑化していく傾向があります。これは、殻の軽量化を図りつつ、同時に強度を高めるという、進化の工夫の一つと考えられています。
裏面はほぼ平らに加工されており、安定して平置きすることが可能です。
側面から撮影したカットです。最も厚い部分で約29ミリあり、手に取るとずっしりとした重みを感じます。
ご紹介のとおり、直径はなんと178ミリに達します。
100円玉との比較からもおわかりいただけるように、ゴニアタイトとしては最大級に分類される、非常に大きく重量感のある標本です。
価格:¥13,000
商品ID:an2615
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直径17.8cm 厚2.9cm
商品説明:ゴニアタイト(Goniatite)の美麗な大判標本
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