こちらはマダガスカル産の白亜紀のアンモナイト、クレオニセラスです。マダガスカル島北西部のマハジャンガ地方から採取される、有名なアンモナイトです。一部が赤く光る、いわゆる「遊色アンモナイト」です。
殻の表層にはプリズムのように機能する層があり、白色光が入射すると特定の色を反射します。屈折率が小さい場合は波長の長い赤を、屈折率が大きい場合は波長の短い青を反射します。
詳しくはコラム”光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?”を御覧ください。
表面は研磨されており、繊細な遊色層を保護するために薄く樹脂でコーティングされています。
一部、最外殻が剥がれて縫合線が露出しており(やや黒みを帯びた部分です)、縫合線もアンモナイト鑑賞のポイントの一つです。特に、白亜紀のアンモナイトは、複雑で美しい縫合線を持っており、菊の葉に似ていることから、「菊葉模様」と呼ばれます。
側面から撮影しました。クレオニセラスは比較的扁平(薄型)のアンモナイトです。
直径最大部は約54ミリあります。5センチ以上ありますので、決して小さくありません。
100円玉との比較です。赤い遊色をまとった、美しいクレオニセラスです。
価格:¥5,300
商品ID:an2612
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径5.4cm 厚1.5cm
商品説明:赤い遊色を備えた、マダガスカル産の約1億年前のアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
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