こちらは、白亜紀中期の地層、主に北海道の蝦夷層群から採集されるアナゴードリセラスです。同じ科に分類されるゴードリセラスと比べると、太く明瞭な肋(ろく)を持つため、両者の見分けは比較的容易です。
アナゴードリセラスは比較的大型に成長しやすく、本標本も堂々としたサイズを誇ります。また、殻に厚みがあるため、手にするとずっしりとした重みを感じられます。
両面ともに、特徴的な肋(ろく)がよく観察できます。金属光沢のような輝きを放つ部分は、一部が黄鉄鉱(パイライト)化しているためです。
ゴードリセラス系のアンモナイトには、緩やかなS字状の肋(ろく)が見られます。
特徴的な太くはっきりとした肋(ろく)を接写で撮影しました。
「アナゴードリセラス」という属名は、近縁の「ゴードリセラス」に、古代ギリシア語で「新しい」「再び」「上へ」といった意味を持つ接頭辞「Ana」を組み合わせたものです。つまり、「新しいゴードリセラス」という意味合いになります。
側面から撮影しました。
直径最大部127ミリもある立派なアナゴードリセラスです。
100円玉との比較です。
価格:
商品ID:an2577
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:直径12.7cm 厚3.9cm
商品説明:力強い肋(ろく)模様が特徴的な、立派なサイズのアナゴードリセラス(Anagaudryceras)。一部には黄鉄鉱化も見られ、金属光沢のような輝きを放ちます
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