こちらは、ドイツ・センゲンタールのジュラ紀の地層から採集されたアンモナイト、パーキンソニアです。
ご覧のように、良好な保存状態を保っています。細脈が特徴的です。
この地方にはジュラ紀の地層が広がっており、フランケン地方に位置することから、フランケンジュラと呼ばれています。なお、「ジュラ紀」という時代区分は、スイスとフランスの国境付近にあるジュラ山脈に由来します。近隣国であるドイツにも、広範囲にわたってジュラ紀の地層が広がっているのです。
ドイツには、美しい乳白色の石灰岩質の地層がいくつか存在します。なかでも、ゾルンホーフェンの白ジュラが最も有名でしょう。ここフランケンジュラもまた、同様に乳白色の母岩で知られています。ちなみに、フランケンと聞くと、あの有名な「フランケンシュタインの怪物」を思い出しますが、それとは無関係です。フランケンシュタインは、メアリー・シェリーの小説に登場するキャラクターで、直接、この地方と関係があるわけではないようです。
パーキンソニアの殻の「腹」には1本のラインが見られます。
裏面はフラットにカットされています。平置き時に安定します。
側面から撮影しました。パーキンソニアは、ご覧のとおり、比較的スリムなアンモナイトです。同じジュラ紀の地層から採集されるペリスフィンクテスにも、よく似たフォルムをしています。
直径最大部105ミリほどあります。なかなかの存在感があります。
100円玉との比較。付属のスタンドを使って展示した例です。いかにもジュラ紀のアンモナイトといった風貌が魅力的です。
価格:¥8,800
商品ID:an2575
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Sengenthal, Bayern, Germany
サイズ:本体直径10.5cm
商品説明:ドイツ・センゲンタールのフランケンジュラから採集された、ジュラ紀のアンモナイト、パーキンソニア(Parkinsonia)
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