こちらは古生代デボン紀の頭足類の仲間、ゴニアタイトです。ゴニアタイトは、あのアンモナイトの祖先と考えられています。一般にアンモナイトは中生代に繁栄しましたが、その一つ前の時代区分である古生代に大繁栄したのが、このゴニアタイトです。古生代の最後の時代であるペルム紀末には、地球史上最大規模の大絶滅があり、海洋生物の大半が絶滅しました。ゴニアタイトもその犠牲となったのです。
ゴニアタイトには多数のファンがいます。この現代アートのような面白い模様に魅了され、化石コレクションとしてはもちろん、インテリアとしても重宝されているようです。ゴニアタイトばかりを蒐集する専門のコレクターも多くいらっしゃいます。
ゴニアタイトの模様の特徴はジグザグのラインです。このラインは「縫合線」と呼ばれ、表面を研磨することで現れます。これは殻の表層の骨組みが現れたものだと考えられており、アンモナイトと比べると非常にシンプルで、まだ進化が進んでいなかったことを示しています。
裏面は平らにカットされており、平置きした際に安定します。
側面から撮影しました。最も厚い部分は27ミリもあります。
一部、中身が露出している部分があります。ジグザグ模様が内部でどのようになっているのか、少し伺い知ることができますね。面白いですね。
直径最大部147ミリ!ゴニアタイトは10センチを超えれば大判と言われますが、これはそれを大きく凌ぐサイズです。
付属のスタンドを使えば、このように立てて展示することもできます。
価格:¥7,900
商品ID:an2569
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直径14.7cm 厚2.7cm
商品説明:147ミリ級のビッグサイズ!美しい模様にもご注目!古生代デボン紀の主役の一つ、ゴニアタイト(Goniatite)の化石
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