こちらはフランス・アヴェイロン産の黄鉄鉱化アンモナイトです。およそ1億9000万年前(中生代ジュラ紀)の地層にて発見された標本です。全体が黄鉄鉱によって置換された、メタリックな味わいを持つ化石です。
表面に刻まれた模様は「縫合線」と言います。表層の骨格が露出したもので、研磨すると現れます。アンモナイトを鑑賞する時の一つのポイントとされます。時代が若くなるほど、アンモナイトの縫合線は複雑化する傾向にあると言われています。とはいっても、アンモナイトの縫合線は基本的にどれも複雑です。より古い頭足類であるゴニアタイトやオウムガイと比べると、より複雑な印象を受けるでしょう。
前述の通り、全体が黄鉄鉱に置換されています。どうしてこのようなことが起こるでしょうか。アンモナイトが朽ちて遺骸になったあと、軟体部から発せられるアンモニアが周囲の硫黄や鉄分などと化学反応を起こし、黄鉄鉱が生まれたと考えられます。アンモナイトの殻の本来の成分と徐々に入れ替わった結果、このような全体が黄鉄鉱によって入れ替わった化石が完成したと考えられているのです。
素晴らしい縫合線模様!
まるで芸術品のようですね。
直径最大部21ミリ。
100円玉とほぼ同じ大きさです。
価格:
商品ID:an2356
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Aveyron, France
サイズ:本体直径2.1cm
商品説明:芸術品のような縫合線にご注目ください!フランス・アヴェイロンで採集された黄鉄鉱化(パイライト)アンモナイト(Ammonite)
この商品は売却済みです。
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