

こちらは、中生代白亜紀に生息していた大型獣脚類、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯の化石です。産地はモロッコとなります。小ぶりながらもエナメル質の保存状態が非常によく、実際に触ってみると、つるつるとした心地よい感触を味わえます。

先端部分を拡大した様子です。スピノサウルスは巨大な体格ながら、主に魚類を捕食していたと考えられています。そのため、肉を切り裂くための鋸歯(ギザギザ)を持たず、滑りやすい獲物をしっかりと突き刺し、捕らえるのに適したこの円錐形の歯を進化させました。化石コレクターなら共感していただけると思いますが、歯化石の先端を指先でちょんちょんと触ってみて、その鋭さを確かめてしまいます。

こうして手のひらの上で少し動かしてみると、自然で美しいエナメル質の光沢が目に飛び込んできます。

モロッコ南東部に分布する白亜紀の地層からは、スピノサウルスをはじめとする多様な水棲生物や恐竜の化石が産出します。当時のこの地域は、巨大な河川やデルタ地帯が広がるマングローブ林のような環境であったとされています。
根元の部分を歯根と言いますが、エナメル質で覆われている歯冠と比べると、ザラザラとした質感があり、無骨な化石らしさが味わえます。

歯の根元側の断面を捉えた写真です。恐竜の歯の内部には歯髄腔と呼ばれる空洞があり、神経や血管が通っていました。断面の周縁部をルーペで観察すると、はっきりと層が確認できます。ぜひお試しください。

最大長(カーブに沿った長さ)は約38ミリです。標本のサイズに合うミニコレクションケースをおつけします。付属のネームカードといっしょに展示すると、ぐっとコレクション感が高まります。

100円硬貨との比較です。スピノサウルスの歯化石は、モロッコ南東部の白亜紀層を代表する標本の一つです。仕入れた標本の中から、このようにエナメル質の状態の良い標本を見つけたときは、心のなかでガッツポーズをしています。

白亜紀後期の水圏に適応した大型獣脚類、スピノサウルスの復元図です。


価格:
商品ID:di1808
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:直線計測3.8cm
商品説明:美しいエナメル質をぜひ撫でてみてください!白亜紀後期の水辺の王者、スピノサウルス(Spinosaurus)歯化石
この商品は売却済みです。
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