

こちらは、北アフリカ・モロッコのケムケム盆地(Kem Kem Basin)で発見された、首長竜「エラスモサウルス」の歯化石です。白亜紀後期(約1億〜6600万年前)の海に生息していた彼らは、その長い首を活かし、小型の魚類やイカなどを捕食していたと考えられています。
ケムケム盆地は巨大な河川や湿地、沿岸域が広がる環境で、現在では世界有数の化石産地として知られています。落ち着いたベージュ色のエナメル質が美しく、非常に保存状態の良い標本です。

先端に向かって鋭い円錐形をしていることがわかります。表面には縦方向に走る細かな筋(ストリエーション)が見られ、これはプレシオサウルス類(首長竜)の歯に共通する特徴の一つです。この形状は、獲物を「噛み切る」のではなく、滑りやすい魚やイカを確実に「捕らえる」ことに適しています。エラスモサウルスは多数の細長い歯を並べ、獲物を逃さない“かご状”の歯列を形成していました。
刃先まで保存された、コレクショングレードの歯化石です。

「エラスモサウルス」という名は、ギリシャ語で「薄い板のトカゲ」を意味し、板状の骨構造に由来します。最大級の特徴はその非常に長い首で、全長約10メートル前後の体の半分以上を首が占める個体も知られています。この歯の持ち主も、長い首を活かして群れる魚の中に頭部を差し込み、効率よく獲物を捕らえていたと考えられます。

ケムケム盆地からは、スピノサウルスのような巨大な恐竜の化石も多く見つかりますが、エラスモサウルスの遺物が見つかることは、ここがかつて海と陸が入り交じる浅い海だったことが容易に想像できます。

歯の底部(断面)を覗き込むと、内部が鉱物に置き換わっている様子がわかります。化石化の過程で、もともとの有機質が周囲の堆積物から溶け出したミネラルと入れ替わり、長い年月をかけて「石」へと変化したと考えられます。エラスモサウルスに限らず首長竜の歯化石の多くは、このような円形の断面を持っています。

ロングカーブ(外弧)に沿って約41ミリほどあります。

100円硬貨との比較です。このような鋭い歯が顎に何十本も並んでいました。ヘビのように長い首、樽状の胴体、そして4枚のヒレを持つ独特の姿をした海生爬虫類の歯化石です。

白亜紀後期の海を遊泳するエラスモサウルスの復元イラストです。


価格:
商品ID:di1802
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:ロングカーブ計測4.1cm
商品説明:エナメル質の保存状態抜群&先端まで残る美品!モロッコ産の首長竜エラスモサウルス(Elasmosaurus)の歯化石
この商品は売却済みです。
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