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白亜紀、北アフリカの覇者。カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus saharicus)が遺した1億年前の銘刀(歯化石)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは白亜紀中期の北アフリカにおいて、食物連鎖の頂点に君臨していたとされる巨大獣脚類、カルカロドントサウルスの歯化石です。

ところで、この恐竜の名を聞いて何を連想されるでしょうか。その語源は、現生最大の捕食魚ホホジロザメの属名「カルカロドン」に由来します。100万年以上もの間海の王者として君臨したサメと同じく、「鋭くギザギザした歯」を持っていたことから、1931年に古生物学者エルンスト・ストローマーによってカルカロドントサウルスと命名されました。名前そのものが、この恐竜がどのような狩りを行っていたかを雄弁に物語っています。


その名の通り、歯の縁部には「セレーション」と呼ばれる鋭い鋸歯(きょし)が刻まれています。この歯の主であるカルカロドントサウルスは、史上最大級の肉食恐竜の一角として知られ、成長すると全長12〜14メートルに達しました。あのティラノサウルスと肩を並べる、あるいは凌駕するほどの巨体を誇った、まさに陸上の怪物でした。


本標本はアウター・インナー両サイドの鋸歯が極めて良好に保存されています。カルカロドントサウルスの歯化石において、ここまでセレーションが明瞭に残っている個体は決して多くありません。獲物の肉を効率よく切り裂くためのこの意匠は、まるで鋭利なナイフのようです。この「薄さ」こそが、彼らが肉食恐竜の中でも特に「切り裂くこと」に特化したハンターであった証拠といえます。


産地はモロッコのタウズ近郊、テガナ層(ケムケム層群)です。現在は乾燥した岩砂漠が広がる地ですが、白亜紀当時は広大な河川や湿地帯が広がる、生命エネルギーに満ちた場所でした。同じ地層からは巨大なスピノサウルスや翼竜、巨大魚類の化石も発見されています。「恐竜たちのワンダーランド」とも呼べる環境を、彼らは頂点捕食者として支配していたのです。


淡いベージュを呈するエナメル質の美しさと、保存状態の良いセレーションの共演をぜひご覧ください。表面には長い年月をかけて地圧によって刻まれた細かなクラックが見て取れます。1億年という途方もない時間が、この歯を芸術品へと昇華させた証でもあります。


カルカロドントサウルスらしい扁平な形状ながら、手にとると確かな重みを感じます。指先でセレーションに触れれば、その鋭さが1億年を経た今もなお伝わってくるようです。デスクや書棚にそっと置くだけで、そこはもう小さな博物館のような、知的な空間へと変わることでしょう。


サイズは、写真下側の外弧(ロングカーブ)に沿って約45mm、根本の周長は約57mmです。


100円硬貨との比較です。化石を所有する醍醐味は、知識として知っていた存在が「実体」として目の前に現れることにあります。1億年という人類の歴史が霞むほどの時間を生き抜いてきたこの標本は、手に取るたびに生命の逞しさを静かに語りかけてくれます。切れ味に特化した機能美の極致を、ぜひお手元で心ゆくまで観察してください。


約1億年前の北アフリカの湿潤な大地、その水辺に佇むカルカロドントサウルスの想像イラストです。

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価格:¥42,000

商品ID:di1788

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Tegana Formation, Taouz, Morocco

サイズ:ロングカーブ計測4.5cm 周長5.7cm

商品説明:白亜紀、北アフリカの覇者。カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus saharicus)が遺した1億年前の銘刀(歯化石)

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