

こちらは北アフリカの白亜紀に棲息していた巨大な獣脚類、スピノサウルスの歯化石です。歯冠には、この種を象徴する特徴的な縦線(ストリエーション)が美しく保存されています。

スピノサウルスは英語で Spinosaurus、直訳すると「トゲを持つトカゲ(棘のある爬虫類)」という意味です。これは背中に並ぶ大きな棘突起(セイル)を特徴とする姿から命名されたと考えられています。英語の発音は“スパイノ”に近い一方、和名ではローマ字読みが採用され“スピノ”と呼ばれています。

いくつかの歯化石の中から、とくに、エナメル質の保存状態の良いものを厳選しました。

スピノサウルスは主に海辺に棲んでいたと考えられ、一生のうち半分以上を水中で過ごした可能性が指摘されています。現生のワニのような半水生の生活スタイルが有力視されており、かつて陸上の大型獣脚類として描かれていた姿とは大きく異なる、最新の復元像が注目されています。

根本の断面はほぼ真円で、獲物をしっかり噛みとめるために発達した分厚い歯根構造が特徴です。スピノサウルス特有の力強さを感じられるポイントです。

長辺に沿って計測して約44ミリほどあります。

100円硬貨との比較です。状態の良いエナメル質が残存したスピノサウルスの歯化石です。


価格:
商品ID:di1771
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測4.4cm
商品説明:白亜紀の北アフリカを支配した巨大捕食者……スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石
この商品は売却済みです。
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