

こちらは白亜紀後期の北アフリカに君臨した、巨大な獣脚類恐竜、カルカロドントサウルスの歯化石です。「サメのような歯を持つトカゲ」という属名を持つこの恐竜は、史上最大級の肉食恐竜の一つとして知られています。成長すると体長は10メートルを優に超え、体重は5トン以上もあったと推定されています。現世のゾウを凌ぐ、巨体を持ち、このような非常に鋭い歯を顎に並べた、巨大な捕食者でした。

歯の表面には、エナメル質が残されています。カルカロドントサウルスの歯化石は、総じて傷みが強めに入っていますが、こちらの個体は、エナメル質の残存度も高く、状態の良いものです。

側面から撮影しました。「サメのような歯」に例えられますが、実体は大きく異なります。ただし、他の恐竜に比べると、扁平であること、鋭いナイフのような形状をしていることから、そのように例えられます。「ステーキナイフ」と言われることも。

両面ともにエナメル質の残存度が高く、輪郭も整っています。

カルカロドントサウルスの歯化石の特徴の一つは、この鋭い鋸歯(セレーションともいう)です。獲物を切るために進化した、恐ろしくも美しい構造。

その鋸歯をクローズアップしました。ぜひ4~5倍の倍率のルーペでご覧ください。粒が揃っているのがお分かりいただけるでしょう。

根本から撮影しました。一定の大きさを超えると、カルカロドントサウルスの歯化石といえど、厚みが増していきます。周長約64ミリほどあります。

下辺に沿って計測して約52ミリほどあります。

100円硬貨との比較です。非常にアウトラインが美しい、カルカロドントサウルスの歯化石です。


価格:¥29,800
商品ID:di1764
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測5.2cm 周長6.4cm
商品説明:美麗なアウトラインにご注目!エナメル質、セレーション残存!白亜紀の北アフリカの王者、カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯化石
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