

こちらは、驚くほどの太さを誇るスピノサウルスの歯化石です。スピノサウルスは約1億年前から数百万年前にかけて、現在の北アフリカにあたる地域に生息していた巨大な獣脚類恐竜です。
史上最大級の肉食恐竜として知られ、成体では体長15メートルを超えたともいわれています。その圧倒的な体躯は、現生のどんな陸上動物をも凌ぐほどで、まさに“王者”にふさわしい存在でした。
この歯化石も、その威容を物語るように極めて太く、存在感抜群です。まさに王者の牙……スピノサウルスの力強さを感じさせる逸品です。

スピノサウルスの歯化石の中には、まれに非常に長大なものや、驚くほど太いものが存在します。こちらはその中でも、久しぶりに出会った極太の標本です。
ずっしりとした重みがあり、特に根本付近の太さはまさに驚愕に値します。ずっしりとした重みがあり、特に根本周りの太さは驚愕に値します。

また、歯冠部は美しいエナメル質に包まれ、光沢のあるブラウンを呈しています。艷やかな色味は所有感を一層高めてくれます。

スピノサウルスの化石といえば、モロッコ南東部のケムケム層群から採集されることで知られています。この地域は当時、汽水域を含む大きなデルタ地帯だったと考えられており、スピノサウルスはその生態系の食物連鎖の頂点に君臨する存在でした。
かつては陸上で生活する恐竜と考えられていましたが、近年の研究により、生涯のうち半分以上を水中で過ごしていた可能性が高いことが分かってきました。

御覧ください、この厚み、この美麗なエナメル質。スピノサウルスは一般に魚食性だったと考えられていますが、こんな巨大な歯で、いったいどんな魚を捕食していたというのでしょう。水辺に現れた恐竜などをも積極的に狩ったと言われますが、この歯に掛かればひとたまりもなかったことでしょう。

いかにもスピノサウルスらしい、実に力強い印象を受ける歯化石です。

全体的にエナメル質の保存状態が良く、自然のままの美しい光沢を保っています。

根本部分を撮影しました。周長はなんと約73ミリもあります。

長辺のカーブ計測で約56ミリほどあります。

100円硬貨との比較写真です。思わず「これぞスピノサウルスの成体の歯化石だ!」とうなりたくなるような、極太の標本です。


価格:
商品ID:di1752
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測5.6cm 周長7.3cm
商品説明:白亜紀・北アフリカの王者!これは……分厚い!ド迫力のスピノサウルス(Spinosaurus)極太歯化石!
この商品は売却済みです。
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