

アルゼンチン・パタゴニア、リオネグロ州産のサルタサウルス(ティタノサウルス類)の卵殻化石です。一般的な個体と比べてもひときわ大きく、厚い殻を備えた、存在感ある標本です。

パタゴニアでは、ティタノサウルス類(竜脚類)の集団営巣地が数多く発見されています。中には、胚(赤ちゃん恐竜)が残された卵の化石も確認されています。これらは、多くが竜脚類の卵と考えられています。
特徴としては、
・ほぼ球形〜亜球形
・厚く堅固な卵殻
・表面に粒状のオーナメント(結節状の微細な模様)
などが挙げられます。
本標本も、しっかりとした厚みと明瞭なオーナメントが見られます。

サルタサウルスは、卵を地中に埋め、植物で覆い、自然の熱で孵化(ふか)させていたとする説があります。

サルタサウルスは、白亜紀後期の南米・アルゼンチンに生息していた巨大な竜脚形類で、成長すると全長約12メートルにも達したとされています。

卵殻表面には、細かな粒状の凹凸構造が認められます。これは、この地域に産するティタノサウルス類の卵殻に共通する特徴と考えられています。

このように、大きな卵の一部であったことを示す、明瞭な湾曲が確認できます。

幅は約5センチ以上あります。

100円硬貨との比較です。一般的なサルタサウルスの卵殻と比べると、かなり大型の標本です。僅かにカーブを描き、ディテールも精緻に保存された、非常に見どころの多い一品です。

竜脚形類サルタサウルスの復元イラストです。成長すると全長約10〜12メートルにも達する、力強い体躯を持った恐竜でした。


価格:
商品ID:di1747
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Rio Negro, Province Patagonia, Argentina
サイズ:5.7cm×4.6cm×厚0.7cm
商品説明:ひときわ大きく厚い殻を備えた、サルタサウルス(Saltasaurus/ティタノサウルス類)の卵殻化石
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