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ロング&シック!まるで砲弾のような圧倒的迫力……長く、そして分厚いスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

写真を撮影しながら、思わずつぶやいた一言。
被写体としての迫力はもちろん、史上最大級の獣脚類・スピノサウルスのスケールを、直感的に味わえる。
長さ・周囲ともに8センチを超えるこの個体だからこそ味わえる、圧倒的な存在感があります。

かつては陸上生活をしていたと考えられていましたが、現在では水陸両生、むしろ水中生活に適応していたという説が有力です。そう、現生のワニに近い生活スタイルを持っていたと考えられるようになったのです。
また、骨密度が非常に高いことが分かり、陸上生活には不向きだったとされています。主に魚を、この太く長い歯で突き刺して捕食していたと考えられています。さらに、水辺に近づく恐竜などの陸生動物さえも構わず喰らいついた……まさに食物連鎖の頂点に君臨していた生物だったのです。









まるで砲弾のような圧倒的な迫力を放つ、長く、そして分厚いスピノサウルスの歯化石。かつては、巨大なスピノサウルスの口内に並んでいた1本だったことでしょう。
スピノサウルスのウンチク
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。

スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。

画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
