さあさあさあ、久々にこの化石をご紹介できることになりました。最も人気のある恐竜化石の一つ……トリケラトプスのホーンです。しかも今回は、ノーズホーン。鼻先の角です。
トリケラトプスとは、ギリシャ語で「3本の角を持つ頭部」という意味です。その名の通り、目の上に2本、そして鼻先に1本、合計3本の角を持っていました。こちらは、その中でも鼻先の太く力強いホーン、いわゆる“ノーズホーン”です。
トリケラトプスのホーンの化石は、どの部位であっても本当に凄まじい人気がありますが、とりわけノーズホーンは流通量が少なく、コレクターの間では憧れの存在でしょう。
人気の理由はさまざまです。トリケラトプスが誰もが知る有名恐竜であること。ホーンそのものの数が少なく、滅多に採集されないこと。特に近年は採集量が激減し、市場に出る機会がほとんどなくなっていること等など。年々、希少価値が高まっています。
今回ご紹介するこの標本は、欠けた部分がなく形がよく整っており、ノーズホーンらしい力強さがあります。
右側が先端、左側が根元側です。
トリケラトプスのホーンでまず目を引くのが、この独特の網目状の内部構造です。ところどころに空隙があり、強度を保ちつつ軽量化を実現する……そんな進化の結果なのかもしれませんね。
360度どの角度から見ても形が整っており、ノーズホーン本来のフォルムを完璧に保っています。
網目状の構造をクローズアップしてご覧ください。
トリケラトプスは、ティラノサウルス・レックスと同様に、北米のララミディア大陸に生息していた、最も進化した角竜類の一つです。
白亜紀末(約6600万年前)まで生存していた、いわば“最後の恐竜”のひとつであり、恐竜絶滅の引き金となった「白亜紀–古第三紀境界(K–Pg境界)」の大量絶滅イベントまで、生き延びていたことが分かっています。
成長すると全長8メートル以上、体重は10トンに達したとされ、現生最大の陸上動物であるゾウを優に上回る巨体を誇っていました。そのトレードマークでもある3本の角は、かつては捕食者に対する防御に用いられたと考えられていましたが、近年では、種内識別や繁殖相手へのアピール、社会的順位の誇示といったディスプレイ的役割を果たしていたとも言われています。
このノーズホーンは、10数年にわたり冷暗所で大切に保管されてきたため、保存状態は「完全」と言ってよいでしょう。これほどのノーズホーンは、そう簡単に入手できるものではありません。まさに“厳選品”です。
ちなみに、こちらの標本は、米国モンタナ州ウィボー郡産(ヘルクリーク累層)です。この地域は白亜紀後期の化石産地として世界的に有名で、トリケラトプスをはじめとする多くの恐竜化石が発見されています。
ホーンのほかにも、トリケラトプスのくちばしや前頭部周辺の骨などが産出されており、近隣のドーソン郡・グレンダイブでは、完全なトリケラトプスの頭骨も確認されていますので、ご存知の方も多いかもしれません。
根本から撮影しました。中央部には芯のような部位が確認できますね。このような精緻な保存状態を維持しているノーズホーンは初めてです。希少な特徴ですね。
高さはおよそ10センチほどです。
100円硬貨との比較写真です。ご覧の通り、こちらは完全な状態を保ったトリケラトプスのノーズホーン。生息当時の形状をそのままに残した、非常に美しい標本で、細部まで精緻に保存されています。
ノーズホーンをご紹介するのは、実に数年ぶりとなります。これまで多くのお問い合わせをいただいてきましたが、「これぞ」という一品に出会えず、ご紹介を見送ってきました。
しかしこの標本は違います。自信をもって“化石セブン・クオリティ”と評価できる逸品です。その希少性は、今や10年前とは比べものにならず、まさにプレミアムアイテムです。ヘビーコレクターの皆さまにこそ、ぜひご愛蔵いただきたい標本です。
念のため、ノーズホーンの位置を示すイラストを作成いたしました。3本の角のうち、鼻先にある角です。
価格:
商品ID:di1709
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:米国ヘルクリーク累層
サイズ:10.5cm×9.7cm×厚8.7cm
商品説明:その希少性は、10年前とは比較にならない……キング・オブ・恐竜コレクションの一つ、トリケラトプス・ホリダス(Triceratops horridus)のノーズホーンの化石。Hell Creek Formation, Wibaux, Montana, U.S.A.
この商品は売却済みです。
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