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約1億年前、セノマニアン期において北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、約1億年前から約9,400万年前頃まで、現在の北アフリカに生息していた大型の肉食恐竜、スピノサウルスの歯化石です。決して大きな標本ではありませんが、保存状態は非常に良好です。


特徴的な縦線がしっかりと保存されています。スピノサウルスは、この長く伸びた円錐形の歯や、高い位置にある鼻孔といった特徴から、主に水生の魚を捕食していたのではないかと考えられています。ただし、巨体を誇るスピノサウルスですから、陸上の捕食者であった可能性も否定されていません。

魚だけでなく、幅広い種類の陸生動物や死肉(スカベンジ)も食べていたという説があります。現代の大型のクマ、たとえばグリズリーのような雑食性だったのかもしれません。実際、スピノサウルスの近縁種の化石からは、恐竜の骨や翼竜の骨に刺さった歯が見つかっており、こうした獲物も時折捕食していたと考えられています。


この鋭い歯を持つスピノサウルスですが、2013年の研究により、顎の力は垂直方向には強力である一方、左右への曲げには弱い構造をしていることが分かりました。これは、魚を捕食するために進化した特徴であるとする説があります。

さらに2022年の研究では、顎の前部での咬合力は約4,800ニュートン(およそ500kg弱)、後部(奥)では約12,000ニュートン(1,200kg強)という結果が得られています。噛む力そのものは、北米のティラノサウルス・レックスなどと比べると、決して強力だったとは言えないのかもしれません。


スピノサウルスは以前は陸生の恐竜だと考えられていましたが、近年の研究により、一生のうち半分以上を水中で過ごしていたことが分かってきました。現生のワニのような生活をしていたのかもしれません。


根元から撮影しました。均等に圧力がかかるような、円錐形の歯をしています。


ロングカーブ計測で、全長は約38ミリあります。


100円玉との比較です。約1億年前のセノマニアン期において、北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルスの歯化石です。

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価格

商品ID:di1691

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Morocco

サイズ:ロングカーブ計測3.8cm

商品説明:約1億年前、セノマニアン期において北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石

この商品は売却済みです。

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