こちらはまさに驚きのアイテム。白亜紀後期、北アフリカの海域を縄張りにしていた首長竜、ザラファサウラの頭骨化石です。オリジナル率は8割以上と、非常に高いナチュラル度を誇る至極の逸品。ザラファサウラの頭骨は、モササウルスの頭骨などと比べると骨組みが非常に繊細で、特に3D標本の場合、形状を維持するためには適切な処理が必要です。補修はあくまでそのためのもので、全体として非常に高いナチュラル度を誇っています。ザラファサウラは、2011年に記載された比較的新しい首長竜です。名前の由来は、アラビア語で“キリン”を意味する「ザラファ」と、ギリシャ語で“トカゲ”を意味する「サウルス」からきています。まさに、個人コレクションで手にできる最高峰のアイテムの一つ。スタンドに組み上げた姿は、まさに圧巻の格好良さです。また、首長竜の3D頭骨の化石は、モササウルスの頭骨を超える希少性があります。もちろん、モササウルスの頭骨も極めて希少ですが、それを凌ぐ大変希少な標本です。
首長竜といえば、この「乱杭歯」と呼ばれる、前方に突き出た歯が特徴的です。素早く動く魚を突き刺して仕留めるために特化した、鋭い形状と向きが際立ちます。化石となった今でも、その恐ろしさが伝わってきます。
首長竜といえば、ジュラ紀のプレシオサウルスや白亜紀のエラスモサウルスが有名ですね。ザラファサウラも、エラスモサウルス科に属する首長竜の一種です。一般的に、首長竜は「小さな頭部に長い首、大きな樽のような胴体」と表現されます。小さな頭部? いやいや、これを見れば、そんなことは言えないでしょう。左右40センチ以上もあるその頭部は、圧倒的な迫力を誇ります。この頭部の持ち主は、きっと全長5メートルを超えるような巨体だったに違いありません。写真でもその迫力は伝わると思いますが、実物はさらに圧巻です。
まるで魚になった気分で正面から撮影してみました。もう、絶望的な気分です。独特のカーブを持つ鋭い歯の数々に圧倒されます。全長の半分以上を占める長い首をヘビのように使い、獲物をどこまでも追いかけてきたのでしょう。大きなヒレと短い尾は、素早く泳ぐためではなく、方向転換に役立ったと言われています。そのため、体と首をくねらせながら獲物を追ったのかもしれません。一度捕らえた獲物は噛むことなく丸呑みにしたという説が有力です。この歯は、獲物を仕留めるためではなく、引っ掛けて逃がさないためのものだったのでしょう。
どの歯の化石も、コレクションレベルの美しい標本です。
オリジナルパーツを丁寧に組み上げた、究極の3D標本です。
この横から見た姿が、特に美しく格好良いです。上下の顎の開閉角度がいかに大きいか、化石からもよく分かります。獲物を捕食する際は、さらに大きく顎を広げることができたのでしょう。
乱杭歯を側面から撮影した一枚。産地はモロッコ中部のクーリブカです。この地域はハイアトラスの北部に位置し、リン酸塩を主体とした地層から、白亜紀後期の生物の化石が発見されます。
エラスモサウルスは、首長竜の代表的な存在として知られています。また、スコットランドのネス湖に伝わる怪物(ネッシー)のモデルとも言われていますが、実際には白亜紀末に絶滅しています。
上顎はとくに繊細ですが、専用の架台に丁寧に置いていただければ、安定して展示できるようになっています。
専用架台への設置方法は、まず下顎を先に置いて安定を確認した後、上顎を設置してください。いずれも一人で手に持って設置できる重さです。
専用スタンドに載せると、この状態でしっかりと安定します。
後方から撮影しました。両顎とも架台の中央に収まります。
背景が黒でやや分かりにくいのですが、スタンドに設置すると高さは約60センチ弱、幅は本体左右で約41センチほどあります。
100円玉と比較すると、その大きさが際立ちます。まさに博物館クラスの白亜紀後期の首長竜、ザラファサウラの頭骨化石です。一生の宝物、まさに夢のコレクションです。
価格:¥798,000
商品ID:di1681
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Khouribga, Morocco
サイズ:本体幅41cm×高22cm×奥行21cm 架台含め全体幅48cm×高58cm×奥行23cm
商品説明:まさに一生の宝物、博物館クラスの夢のコレクション!白亜紀後期の首長竜、ザラファサウラの頭骨化石です。、ザラファサウラ・オセアニスの頭骨化石。専用架台付き。専用架台が付属します。
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