こちらはおよそ1億年前の北アフリカの雄、スピノサウルスのフットクロウ(後肢の爪)の化石です。
前肢に比べて後肢の爪は、幅広で非常に分厚いのが特徴です。
土を踏みしめるだけでなく、獲物にとどめを刺すこともあったでしょう。側面から見ると、血抜き溝が確認できます。血抜き溝は、獲物の肉の圧力をうまく逃がし、爪が折れないようにする役割があったと考えられています。
ロングカーブ計測で10センチもある立派なフットクロウです。手のひらにずっしりと重さが伝わってきます。
上から撮影した一枚。この分厚さ!
底を撮影。こんな爪に踏まれたくない!
体に近い側(根本)を撮影。ハンドクロウと異なり、左右に広い構造となっています。根本周り134ミリ!
両面ともに血抜き溝が保存されています。
スピノサウルスは約1億年前の北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していた恐竜とされています。あのティラノサウルス・レックスやギガノトサウルス、カルカロドントサウルスと遜色ないほど巨大な体躯を誇り、水陸両生だったと考えられています。
上辺にそって10センチある立派な爪です。
100円玉との比較。史上最大級の恐竜、スピノサウルスの後肢の爪の化石です。
価格:
商品ID:di1604
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:カーブ計測10cm 根本周り13.4cm
商品説明:他を圧倒するサイズ!驚異の周長134ミリ!史上最大級の恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の後肢の爪の化石
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