

こちらはモロッコ・デボン紀層から採集されたホラルドプスの上質個体です。ホラルドプスは頭部先端が少し尖っており、堆積物をかきわけて餌を探す底生生活を送っていた可能性が示唆されています。

こうして上から見ると、ホラルドプスの特徴がよく表れています。先端の鋭い尖り、左右に張り出した太い頬棘、尾部を中心に縁部から伸びるフリル──いかにも保存状態の良さが伝わる、典型的かつ見栄えのする標本です。

尖った先端部を中心に撮影しました。

外敵から身を守るため、胸部から尾部にかけての体節が非常に発達しています。

頭部側縁から後方へ伸びる頬棘は、長いものでは第6胸節付近まで達する例もあります。こちらの個体も第5〜6胸節付近までしっかりと伸びており、ホラルドプスらしさを強く感じさせる、展示映えするポイントです。

上方に大きく飛び出した眼も特徴の一つです。

ピジディウム(尾部)に発達した側棘(フリル)は、防御や海底での安定性に寄与していたと考えられており、いかにもホラルドプスらしい見どころの一つです。

立体的な眼から頬棘へと続いていくライン。ホラルドプスの見どころの一つです。

ファコプス類は胸部体節が11個のものが多いですが、ホラルドプスは10個の個体が多く見られます。

特に左側の頬棘の存在感は素晴らしい。

平置き時に安定するように裏面は平らにカットされています。

厚みのある母岩に支えられています。

本体サイズは約6センチほどです。

100円硬貨との比較です。ひと目でホラルドプスと分かる、良質標本です。
デボン紀は地球史の中でも生物進化が一気に加速した時代として知られています。特に海では、三葉虫・腕足類・サンゴ・ウミユリ類が繁栄し、魚類が爆発的に多様化したことから「魚の時代」とも呼ばれています。また、現在よりも温暖で、浅く広がる大陸棚が存在していました。こうした環境では、海底を這い、堆積物をかき分けて生活する三葉虫が重要な生態系の構成員となっていました。こちらのホラルドプスも光が届く浅海域の海底に棲息していたと考えられています。

価格:¥14,000
商品ID:tr1391
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Djebel Oufaten, Morocco
サイズ:本体カーブ計測6cm 母岩含め全体8.8cm×5.6cm×高4.6cm
商品説明:高品位ホラルドプス(Hollardops)|鋭い頭部と立体的な頬棘が魅力のデボン紀三葉虫
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