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フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、モロッコの約4億年前の地層(デボン紀層)から発見された三葉虫、ホラルドプスです。特徴的なフリルがしっかりと保存されています。


顔をクローズアップすると、ホラルドプス特有の半円柱状の大型の複眼が存在感を放ちます。左右に伸びる立派な頬棘も明瞭で、属の特徴がよく分かる美しい保存状態です。


この個体は、ちょうど海底の岩を乗り越えるような、ダイナミックなポーズをとっています。デボン紀の浅い海で、海底をめぐりながら有機物や小動物を探していたホラルドプスの姿を切り取って現代にタイムスリップさせたような、素敵な標本です。


ファコプス類三葉虫といえば、この複眼。独立した小さなレンズが集合し、高い視覚能力を発揮していたと考えられています。暗い海底でも周囲の動きを素早く察知し、効率よく餌や敵を見分けていたのでしょう。複眼は現生昆虫にも広く見られる仕組みで、解像度は高くないものの、動く物体を捉えるのに非常に優れていると言われます。ホラルドプスもこの視覚を武器に、捕食や回避行動を行っていたと推測されています。


冒頭でもお見せした、シンボルマークともいえる尾部のフリルです。非常に丁寧にクリーニングされ、細部までくっきりと露わになっています。


右の複眼にも、相当程度、レンズが保存されており、いかに保存状態の良い標本かお分かりいただけることでしょう。吻部先端がちょっと前方に突き出ているのも、特徴の一つです。


長大な頬棘、緻密な複眼、そして、このきれいに並ぶ尾棘……ホラルドプスは装飾的な三葉虫で、ひと目で美しいと感じられます。


比較的平板な体形をしており、海底の砂地に巧みに紛れて生活していた姿が想像できますね。


裏面は丁寧にカットされており、フラットで平置き時の安定感は抜群です。


約10センチの母岩に、本体カーブ計測74ミリの本体が載っています。


100円硬貨との比較です。3大特徴(フリル・複眼・頬棘)がよく保存された、上質品です。

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価格:¥18,000

商品ID:tr1381

時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)

産地:Djebel Oufaten, Morocco

サイズ:本体カーブ計測7.4cm 母岩含め全体10cm×5.8cm×高4cm

商品説明:フリル・複眼・頬棘……三大特徴がしっかりと残った、約4億年前の三葉虫ホラルドプス(Hollardops)。造形美が際立つ上質個体

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