

こちらはモロッコ・デボン紀層から採集された三葉虫、コルヌプロエタスです。コルヌとは「角」を意味する接頭語で、角のあるプロエタスという名称になります。ここでいう角とは、頭部先端にある小さな突起と、非常に長く伸びた頬棘を指すものと思われます。特に本個体では、頬棘が大きく上方へと翼のように反り上がっており、独特の存在感を放っています。

左右の頬棘は、母岩に支えられていますので、扱いやすい標本です。

ご覧のとおり、左右対称でフォルムのバランスも抜群!展示映えする美しい個体です。

近づくほど、その精緻な保存状態に驚かされます。モロッコ現地のハイクラス・プリパレーターによる丁寧で確かな技術が光る仕上がりです。

胸部体節から尾部にかけての造形も見事で、細部まで妥協のない仕上がりです。

ほんの少し下方へ沈み込むようなポーズがライブ感を生み、まるでデボン紀の海底を切り取ったかのような臨場感を与えてくれます。母岩の質感も標本全体の雰囲気を一層引き立てています。

こちらは裏面です。

底部は平らにカットされていますので、平置き時の安定感に優れています。

底面はフラットにカットされ、この角度で安定展示できます。

本体カーブ計測は約38ミリ。頬棘を大きく掲げ、下方へ沈み込むように構える特徴的なポーズが魅力の、コルヌプロエタスの優品です。

価格:
商品ID:tr1380
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Tafraoute, Morroco
サイズ:本体カーブ計測3.8cm 母岩含め全体7.5cm×5.3cm×厚3.7cm
商品説明:ダイナミックなポーズが魅力!長い頬棘と前部突起が美しい三葉虫、コルヌプロエタス(Cornuproetus)
この商品は売却済みです。
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