

こちらはモロッコ産デボン紀の三葉虫、コルヌプロエタスです。"コルヌ"(角)が示すように非常に長い頬棘をもち、頭部先端がやや尖っている点も特徴です。

細部まで緻密にクリーニングが施されており、極めて状態のよい個体です。

両面ともに保存状態に申し分はなく、特徴的な頭部のツバや左右に伸びた頬棘の保存状態など、ディテールも含め、見事というほかありません。

この角度から見ると、頬棘の長さが際立ちます。

胸部体節もそれぞれの凹凸が明瞭に見えるまで丁寧にクリーニングされています。光が当たると陰影がさらに際立ちます。

9〜10個前後の体節から強く収束した尾部まで、隅々まで丁寧なクリーニングが施されています。本標本は、モロッコの専門工房で腕の確かなベテラン・プリパレーターが手がけた逸品です。

頭鞍部の縁を覆う、ツバのように張り出した構造が特徴的です。先端はわずかに尖っています。

コルヌプロエタスは、海底を這いながらデトリタス食(堆積物食)をしていたと考えられています。

裏面です。ほぼフラットにカットされており、特に工夫しなくても、平置き時に安定します。

中央軸が大きく盛り上がっており、体高のあるフォルムをしています。

本体背周り計測で約39ミリほどあります。

100円硬貨との比較です。頭部縁部のツバや頬棘など細部まで緻密にクリーニングが施された、極めて状態の良い、コルヌプロエタスです。

価格:
商品ID:tr1371
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Tafraoute, Morroco
サイズ:本体カーブ計測3.9cm 母岩含め全体9.1cm×7.1cm×厚3.5cm
商品説明:頭部縁部のツバや頬棘まで丁寧にクリーニングが施された、極めて状態の良いコルヌプロエタス(Cornuproetus)
この商品は売却済みです。
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