こちらはモロッコのデボン紀の地層から採集されたパラレジュルスという三葉虫です。扇子のように広がった尾部でおなじみの属ですね。
わずかな接着のみで、非常にナチュラルな個体です。
通常、三葉虫は頭部が大きく、尾部にかけて小さく収束していくものですが、パラレジュルスはその逆です。尾部(写真下)にかけてむしろ大きく膨張しています。ひと目で、パラレジュルスと分かりますね。
実は、この標本、同居人がいるのです。母岩に横に張り付くように居座っている隣人は・・・。
そうです、ファコプスの仲間のりードプス君ですね。
リードプスは、大きな頭鞍部を持ち立体的で、芋虫のような形をした可愛らしい三葉虫です。
横に張り付いている姿がまた可愛らしいのです。
主役、パラレジュルス。
裏面からも、リードプス氏は顔をのぞかせています。
パラレジュルスはカーブ計測で75ミリもあるなかなかの大物です。
100円玉との比較。パラレジュルスの美個体とリードプス君が同居した面白い群集化石です。
価格:
商品ID:tr1330
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体カーブ計測7.5cm 4.5cm 母岩含め全体9.7cm×8cm×厚4.1cm
商品説明:大型のパラレジュルス(Paralejurus)の美個体とリードプス君(Reedops)が同居した面白い群集化石
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