こちらは、米国ユタ州ウィーラー層から採集された最初期の三葉虫、エルラシア・キンギです。キンギは小判のような形をした小さな三葉虫で、図鑑などにもよく掲載されているため、「三葉虫と言えば、この形!」と記憶している人も多いのではないでしょうか。三葉虫には膨大な種類がありますが、キンギはそのうちの一種類に過ぎません。それでも、最も有名な三葉虫と言っても良いかもしれませんね。
ウィーラー層の褐色の頁岩の中央に鎮座している、比較的大型のキンギです。キンギは通常2センチ前後の大きさですが、こちらの個体は25ミリほどあり、少し大きめの部類に入ります。
こうして手のひらに載せてみると、結構な存在感がありますよね
頭鞍部の左右にある自由頬は分離していますが、体節などの保存状態は極めて良好です。
こちらが裏面です。ウィーラー層の母岩にはいくつかのタイプがありますが、こちらは前述の通り褐色の頁岩で、層を成しています。
側面から見ると、層を作っていることがよく分かりますね。三葉虫をはじめ、生物の化石はこうした堆積岩から採集されます。
母岩含め左右9センチ強、本体25ミリほどあります。
100円玉との比較。米国ユタ州は、さまざまな時代の地層が重なっている地域です。ウィーラー層はユタ州を代表する化石層で、その層を代表する化石生物が、こちらのエルラシア・キンギです。
価格:¥4,300
商品ID:tr1324
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Wheeler Formation, Millard County, Utah, U.S.A.
サイズ:本体2.9cm 母岩含め全体9.6cm×6.6cm×1.3cm
商品説明:最も最初期の三葉虫でもあり、最も名の知られた三葉虫でもあるエルラシア・キンギ(Elrathia Kingi)の母岩付き化石
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