

こちらは古生代デボン紀の海中に生息していた三葉虫、アステロピゲです。

アステロピゲは尾部にフリルが生えており、また非常に大きな複眼を持っています。

出目金(でめきん)に例えられるほどの大きな眼。天敵をいち早く見つけるために非常に広い視野を持っていたのでしょうか。

非常に立派な体節を持っています。

特徴的な尾部のフリル。

幅広で分厚い体躯をしています。

アステロピゲは複眼がよく発達したグループであるファコプス目に分類されています。小さなレンズが密集して一つの眼を構成している、いわゆる複眼を持っていました。三葉虫は生物史の初期に視力を獲得した生物です。複眼は素早く動くものを捉えるのに適していると言われています。現世の昆虫の多くが複眼を持っていますね。

出目金とも言われる大きな複眼、

体高のある体躯。中央の軸が盛り上がっています。デボン紀に入るとこうした立体的な三葉虫が現れ始めました。

左側の複眼の保存状態はとりわけ素晴らしく、細かなレンズが保存されています。

裏面です。ほぼフラットにカットされています。

本体背周り計測66ミリほどあります。

100円玉との比較。立派な複眼と幅広の体躯を持つ、デボン紀の三葉虫、アステロピゲです。
価格:¥19,800
商品ID:tr1300
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Taouz, Morocco
サイズ:本体カーブ計測6.6cm 母岩含め全体5.9cm×5.3cm×厚3.6cm
商品説明:立派な複眼と幅広の体躯を持つ、デボン紀の三葉虫、アステロピゲ(Asteropyge)の上質化石
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