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様々な特徴的な部位が保存された、中国遼寧省産の恐竜時代のトクサの仲間の化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは中国遼寧省産のトクサの化石です。トクサは、現在も湿地帯などに生息しているシダ植物の仲間で、恐竜時代にはその祖先が世界中に繁栄していました。この標本では、節ごとに並ぶ構造や、竹のように伸びた内部が中空だったと思われる茎が、よく保存されています。茎と葉が同時に保存されている化石は、たいへん希少です。


トクサと聞いても、あまり馴染みがないかもしれません。実は冒頭でもご紹介したとおり、現在も日本や世界各地の湿地帯や水辺で見られる植物で、細長い茎と節が特徴です。現生のトクサはそれほど大きくありませんが、恐竜時代には高さ数メートルに達する巨大なトクサの仲間も存在していました。本化石は、そのような時代に生きていた大型のトクサの一部と考えられています。


こちらは、おそらく葉と本体の茎の中間付近の部位ではないかと推察されます。特徴的なラインが、たいへんよく保存されていますね。


そして、写真下側の、トゲのようだった紐状の部分が葉です。葉がここまで明瞭に保存された標本は非常に珍しく、トクサの化石といえば、多くは茎の部分のみが見つかることが一般的です。


この地域は、当時、湖や湿地が広がっていた場所で、魚類・昆虫・爬虫類など、さまざまな生物の化石が豊富に発見されています。植物化石は、当時の植生や気候を知るうえで重要な手がかりとなり、特にトクサの仲間は、湿潤な環境を示す示相化石の一つとされています。


各部位がまとまって保存されている、非常に珍しい化石です。


各部位が母岩に散らばるように保存されています。


この写真のいちばん下には、太く竹のような形をした部分が見られますが、これが茎の部分です。茎の内部は、中空だったと考えられています。


厚みは十分あり、平置き展示にも適しています。


裏側にも化石が見られます。


左右約13センチほどの母岩に、トクサのさまざまな部位が保存されています。


重さは840gオーバーあり、質量感のあるしっかりとした標本です。


こちらはトクサの復元図です。この図と標本を見比べることで、どの部位が保存されているのかが分かりやすくなります。

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価格:¥9,800

商品ID:ot1271

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:中国、遼寧省 

サイズ:母岩含め全体 幅13.3cm×奥行10cm×厚3.9cm 844g

商品説明:様々な特徴的な部位が保存された、中国遼寧省産の恐竜時代のトクサの仲間の化石

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