

こちらは、古生代デボン紀の三葉虫で、奇々怪々なフォルムで知られる『ケッテネラスピス・プレシェリ』です。真正面から撮影しました。大きく飛び出した目と後方に伸びた棘が特徴的です。

上から全体を撮影しました。特徴的な頬棘や体節縁部から伸びた長い棘に加え、頭鞍部中央から後方に伸びた棘など、全身にわたって長い棘が生えているユニークな姿が確認できます。

全形を踏まえまして、もう一度前方から撮影してみました。左右対称の美しいフォルムがお分かりでしょうか。ここまで近づいてみても、見事なシンメトリーを備えていることがお分かりいただけることでしょう。三葉虫のヘビーコレクターであればご存知だと思いますが、「ケッテネラスピス・プレシェリ」は典型的なレアな三葉虫です。コレクターからコレクターへと引き継がれる、まさにコレクターズアイテムです。実際、こちらは日本国内の数十年来の三葉虫ヘビーコレクターからの、オールドなコレクションです。長らく大切に愛でられてきたことが分かる、非常に上質な標本です。

上側に大きく飛び出した目。海底の泥中に身を沈め、目だけを潜望鏡のように出して周囲を見回していたのでしょうか。

非常に繊細な三葉虫ゆえ、母岩の形状や頑丈さは重要です。ご覧の通り、本体を大きく囲むように保護されており、そのサイズも十分にあります。

後方から撮影しました。まるで蜘蛛の足のように体節縁部から伸びたフリルが広がっています。非常にインパクトのある見た目をしています。この奇々怪々なフォルムこそが、コレクターの心を鷲掴みにしているのでしょう。

欠損している部位がなく、パーフェクトな標本です。どこから見ても美しく整っています。

この角度から見ると、非常に立体的です。頭鞍部から後方に伸びたアンテナのような大きな角がその存在を主張しています。

その角を側面からご覧いただきましょう。いったい何のために使用されたのか、ディスプレイとしての機能だったのでしょうか。それにしても、ユニークな棘ですね。頭鞍部の側部から伸びた小さなフリルまで丁寧にクリーニングされている点にもご注目ください。

全体を眺めると厳つい姿に見えますが、この角度から見ると、随分、愛嬌のあるお顔に見えてきましたね。

ご覧の通り、母岩は本体を保護するのに十分な分厚さがあります。

本体直線計測43ミリ、母岩含め12センチほど。平均的なやや大きめの個体です。

100円玉との比較。各部、完全保存された極めて上質なケッテネラスピス・プレシェリの標本です。



価格:¥98,000
商品ID:tr1248
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Ihandar Formation, Issoumour, Morocco
サイズ:本体直線計測4.3cm 母岩含め全体12.3cm×9.2cm×高6.8cm
商品説明:コレクターからコレクターへと引き継がれる希少標本!各部完全保存された極めて上質な三葉虫、ケッテネラスピス・プレシェリの標本(Kettneraspis prescheri)
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