アウストラロピテクス(南のサルの意味)は約540万~約150万年前に存在し、身長130センチ程度、脳は現代人の35%程度だったと考えられている。絶滅前は石器を使うことを覚え、サーベルタイガーと戦ったり、マンモスを狩っていたとされている。
画像「アウストラロピテクス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯やあごの強さ、脳の大きさの違いから、アファレンシス、アフリカヌス、ロブストゥス、ボイジイの4種類に分けられます。ボイジイは石器を使用していたとされます。
1974年エチオピアでアウストラロピテクスの40%の女性全身骨格(人類学において、1固体の40%は非常に貴重)が発見された。当時の発掘キャンプ地では、ビートルズの曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」がよく流れていたため、ルーシーと名付けられた。
発見されたルーシー、現在はエチオピア国立博物館に保管され、石膏レプリカが展示されている。
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ルーシーが発見された場所、エチオピアのハダール
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類人猿は特に古代人を指す言葉ではなく、生物学的にも定まった定義はない。一般的に、ヒト以外のヒト科を指す。オランウータン、ゴリラ、チンパンジーなどがそれに当たる。
新世界ザル、旧世界ザル、類人猿、ヒトなどを含む、分類学上は霊長目に属するものの総称で、動物の首長たるものという意味。