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カラミテス(Calamites)とは?

産地 北アメリカ・ヨーロッパ
時代 石炭紀~ペルム紀(約3億6700万~2億8900万年前)
分類 シダ植物トクサ類
全長 30メートル
名前の由来 《アシ》から
特徴 節のある茎

どうして30mと巨大なの!?

カラミテスという植物は、石炭紀という時代に栄えました。石炭紀とは、名前のごとく、現在私たちがエネルギーとしてお世話になっている石炭が大量に出てくる地層の時代をいいます。このころの地球は、年間を通してあまり気候の変化はなく、一年中熱帯気候であったといわれています。そうすると、森林もたくさん増え、大気の中の酸素濃度も上がりました。現在は21%といわれる酸素濃度が、当時は35%もあったそうです。植物や動物が大きくなる環境が整ったのが、石炭紀でした。カラミテスは、だからこそ30mという巨大な成長を遂げたのです!

カラミテスと生きた動物たち

カラミテスが繁栄した時代は、何もかもが巨大でした。みなさんは宮崎駿監督の映画「風の谷のナウシカ」にでてくる大きなトンボを知っていますか?実は、あの巨大なトンボ、石炭紀に現れた史上最大の昆虫「メガネウラ」をモチーフにしていると考えられています。羽を広げた長さは何と60cm!他にもゴキブリやナナフシの祖先といわれている体長12cmのプロトファスマとよばれる昆虫もいました。石炭紀を覗いたら、きっと巨大の国にいったみたいな感覚におそわれるでしょうね。

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