こちらは古生代カンブリア紀の三葉虫、パラドキシデスのネガポジ化石です。もともとは一枚のプレートで、写真左側が本体(ポジティブサイド)、右側はその型(ネガティブサイド)になります。ネガティブサイドにも本体の一部が張り付いています。
ポジティブサイドは本体がそのまま残っています。
パラドキシデスは最古の三葉虫の一つで、原始的な特徴を備えています。平板な体躯、長い頬棘、大きな頭鞍部、小さな尾板など、いかにも典型的な初期型の三葉虫と言えます。
もともとは一つの石でした。ハンマーで割るとこのような形で内部に化石を含んでいた状態です。このような形態をノジュールといいます。
古生代カンブリア紀の三葉虫ばかり収集する、マニアックなコレクターが存在します。パラドキシデスは最もよく知られたカンブリア紀の三葉虫の一つで、種によって巨大なものから数センチに満たない小さなものまで存在します。
膨らんだ頭鞍部。
体節部から非常に小さな尾板。
ネガティブサイドにはすべてではありませんが、本体が保存されています。
ネガティブサイドの面白いところは、化石の裏側が見えているという点。内部の形状を見ることができます。
本体最大部55ミリ。
このように両者はぴったり合わさります。この状態で展示しても一部が見えますので、なかなか面白い。
100円玉との比較。ネガポジ揃った、初期の三葉虫、パラドキシデスです。
価格:
商品ID:tr985
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直線距離5.5cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)8.5cm×7.6cm×厚3.3cm
商品説明:ネガポジ揃った、最初期(カンブリア紀)の三葉虫、パラドキシデス(Paradoxides)の化石
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