こちらは、中国のシルル紀の地層から採集されたコロノセファルスという三葉虫です。頭鞍部と体節の一部が失われていますが、体節部後半のセクションと尾板がしっかりと保存されています。後半の体節部から伸びるフリルのような棘が見事。
そのフリルのような棘を拡大撮影しました。
こちらが頭鞍部のあった箇所。中央部が保存されていて、左右に伸びる大きな棘の右側が保存されています。
コロノセファルスはなぜか頭鞍部が保存されていない標本が多数あります。特別弱い構造をしていたのでしょうか。頭鞍部自体は保存されていても、自由頬が失われていたりと、完全体が少ない傾向にあります。
大きさは平均的です。
裏側には頭鞍部の一部のような部分化石が保存されています。Genal spineの左側の裏側でしょうか。頭鞍部が外れて保存された可能性があります。興味深い。
100円玉との比較。レア三葉虫のコロノセファルスの部分化石です。
価格:
商品ID:tr809
時代:古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前)
産地:中国
サイズ:本体4cm×2.7cm 母岩含め全体7.3cm×5.2cm×厚2.8cm
商品説明:レア三葉虫のコロノセファルス(Coronocephalus sp.)の部分化石。裏面に頭鞍部と思しき部分化石あり。平置きで安定して展示できます。
この商品は売却済みです。
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