こちらはロシア産の三葉虫、オルドビス紀に棲息していたイレヌス・シュミッティ(Illaenus schmidti )です。見事な保存状態。
イレヌス・シュミッティはこの防御体制を取っている標本が比較的多いのですが、こちらの個体はもはやボールのようです。
どこから見てもほぼボール。
頭部の左右から伸びるGenal spineが少し外側に出ているところが面白い。
母岩とのバランスも最高です。本体の存在感が際立ちます。
イレヌス属の体節はアサフス属に比べると比較的シンプルです。
イレヌス全般に言えることですが、全体的に幅広で尾板も大きい。
体節を横から見たとき、イレヌスはあまり重なりません。アサフス属の体節とは根本的に構造が異なるのかもしれません。
見事な防御姿勢。天敵から身を守るダンゴムシのようですね。
なんと大きなGenal spine。
逆サイドのspineも翼のように広げています。
こちらがGenal spine。
体節の際(きわ)を御覧ください。
アップするほどに分かる高いクリーニング技術。
背周り9センチ。イレヌス・シュミッティのエンロール標本。保存状態は折り紙付きです。
価格:
商品ID:tr740
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Vilpovitsy quarry, St. Petersburg, Russia
サイズ:本体カーブ計測9.7cm 母岩含め全体11.3cm×8cm×高5.8cm 346g
商品説明:折り紙付きの保存状態、エンロール姿勢がかわいい、ロシア産三葉虫イレヌス シュミッティ(Illaenus schmidti)
この商品は売却済みです。
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