こちらはみんな大好きエオレドリキアです。いえ、正確には古生代カンブリア紀の三葉虫ファンなら、みんな大好きのはず。さて、エオレドリキアはカンブリア爆発で誕生したチェンジャン動物群を代表する生物の一つで、実に印象的なフォルムをしています。
こちらの化石は、ネガポジ揃ったタイプです。嬉しいですね。こちらは凹んだサイドであるネガ側です。
両方揃っています。写真左側がネガ、右側がポジです。
本体のサイズは直線で36ミリ。エオレドリキアはサイズのばら付きありますが、なかなか大きな個体です。
エオレドリキアの標本ではおなじみの黒い鉱物。数個の個体のうち、1点くらいはこの黒いシミのような部分が存在します。専門書等でもこの黒いシミに触れたものがまれにあり、エオレドリキアに関係した何かである可能性は否定できません。
ネガ側にはエオレドキリアの象徴の一つ、長いGenal spineが残されています。本来は両方あるはずですが、残念ながら左側(ネガの右側)だけ残されています。
ポジの右側にも長い棘の痕跡を見ることができます。注目すべきは、メインの個体の下に同種の個体の下部が残されていること。縁部の棘が残されたなかなか良い個体ではありませんか。
横から見ると、先程の黒っぽいシミの正体が見えてきました。マンガン等の鉱物かもしれません。
100円玉との比較。カンブリア爆発で誕生した奇々怪々な生物の一つ、エオレドリキアのネガポジ標本です。
価格:
商品ID:tr722
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:中国・チェンジャン
サイズ:本体直線距離3.6cm ネガポジ合わせて全体7.3cm×7.8cm×厚2.1cm
商品説明:珍しいエオレドリキアのネガポジ化石!オールドコレクション。
この商品は売却済みです。
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