こちらは古生代オルドビス紀に長期間に渡って繁栄していた三葉虫、エンクリヌロイデス(Encrinuroides )です。種小名はカピトニス(capitonis)。
こちらは米国・オクラホマ産ですが、エンクリヌロイデス属は世界中の産地で発見されていて、広範囲で繁栄していたことが分かっています。北米の他、南米、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパなど。
エンクリヌロイデスはオルドビス紀中期からデボン紀前期のおよそ6000万年に渡り棲息していたことが分かっています。非常に長期間にわたって様々な地域で繁栄していました。
エンクリヌロイデスは頭鞍(とうあん)が異様に発達しています。頭鞍とは英語でグラベラ(glabella)と言い、頭部中央の大きな膨らみを指しています。
そして中央のセグメントから尾板にかけて急激に小さくなります。セグメントの横にはフリルがありますが、比較的小さく、コンパクトにまとまった印象を受ける三葉虫です。
このようなフォルムを持った三葉虫が広範囲、長期間にわたり棲息していたというのは大変興味深いですね。
頭部、胸郭、尾板までしっかり保存されています。
左右の対称性もまずまず。欠損は右サイドの頭部から伸びる横の棘(genal spine)くらいで、全体的によく保存されています。
100円玉との比較。北米・オクラホマ産のエンクリヌロイデスです。頭鞍の膨らみが印象的な標本です。
価格:
商品ID:tr655
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Bromide Formation, Carter County, Oklahoma, U.S.A.
サイズ:本体カーブ計測2.5cm 母岩含め全体 4.7cm×3.6cm×2.2cm
商品説明:頭鞍の膨らみが印象的、米国オクラホマ州産三葉虫エンクリヌロイデス・カピトニス(Encrinuroides capitonis)
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