なかなかお目にかかることのない三葉虫の一つ、米国産の三葉虫パエデウミアスです。パエデウミアスは以前は、オレネルスと呼ばれていました。そちらのほうが馴染みがあるかもしれません。
パエデウミアスはカンブリア紀の三葉虫で、最も初期の三葉虫の一つとして知られています。本標本は酸化鉄を多く含んだ岩盤を母岩に持つ、その左上に主役のパエデウミアスが居ます。光沢を持ったその姿は、なかなか印象的で迫力があります。
ちょうど手のひらに乗る大きさ。
表面だけ赤っぽいのは、酸化鉄を含む水溶液が付着したためと推察されます。
いかにも典型的なシェールです。シェール(Shale)とは頁岩(けつがん)と呼ばれる岩盤で、泥が幾層にも重なってできた岩盤です。もとは粘土を多く含んでいるため、極めが細かく、独特の質感があります。
パエデウミアス。半円形の頭鞍(とうあん)がよく残されています。角のように膨らんだ特徴的な形を観察できます。
パエデウミアスは本来15個前後の体節を持っていますので、すべて保存されてはいないようです。尾部が欠損しているか、まだ母岩に埋もれているようです。
100円玉との比較。希少なパエデウミアスの特徴がよく現れた上質標本です。初期型の三葉虫らしく、シンプルでフラットな形をしているところにご注目ください。
価格:
商品ID:tr563
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Pyramid Shale Member, Carrara FM, Tecopa Hot Springs,California
サイズ:本体2cm×1.5cm / 母岩含め全体10.5cm×9cm×厚1cm
商品説明:希少!最も古い三葉虫の一つ、米国産三葉虫パエデウミアス・テルミナツゥス(Paedeumias terminatus)
この商品は売却済みです。
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