こちらはモロッコ産の三葉虫、オンニアです。オンニアはおよそ4億5千万年前に棲息していた、初期の三葉虫の一つです。こちらは三体が同居する、いわゆるマルチプレート化石です。
オンニアは大きな頭鞍部に比して、小さな体節部、極めて小さな尾部で構成されます。初期型の三葉虫の多くは同様の傾向がありますが、オンニアは極端です。
また、尾部よりも後方に届くほどの大きな頬棘を持っています。
頭縁部には細かな孔が多数備わったフリルのような部位があります。この孔を通じてプランクトンなどを濾し取って捕食していたという説があります。まるで南部鉄器のようにではありませんか。
こちらは裏面です。
状態の良いオンニアが三体も居ます。
母岩の厚み、強度も十分。
オンニアの特徴である孔を多数持ったフリルがよく保存されています。
母岩含め6センチ弱です。
価格:
商品ID:tr1108
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直線距離2cm 2cm 0.7cm 母岩含め全体5.6cm×5.3cm×厚3cm
商品説明:南部鉄器のごとき、フリルを持った変わり種の三葉虫、オンニア(Onnia)の群集化石
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