こちらはモロッコ産のカンブリア紀の三葉虫、カンブロパラス(Cambropallas)です。ご覧のようにネガとポジが両方揃っています。カンブロパラスは最も初期の三葉虫の一つです。
意外かもしれませんが、三葉虫は古い属のほうが大きい傾向にあります。ご覧のようにカンブロパラスはその好例で本体直線計測で145ミリもあります。時代を経るごとに三葉虫は小型化していく傾向にあります。次々と出現する天敵から身を隠すために小型化したのでしょうか。
非常に大きな頭鞍部と頬棘。
体節は横に広がり、フリル等はほぼありません。
こちらはネガティブ側です。つまり遺骸の裏側の化石になります。
こうして三葉虫の外殻を裏側から見ることができます。
もともとはこのような一つノジュールと呼ばれる石の塊でした。
上手に割ると、内部から化石が出現します。
遺骸から発生するアンモニアと海中の炭酸カルシウムが反応し、周辺に集まり固まります。遺骸を囲むように集積を続けた結果、丸い石の塊、いわゆるノジュールを形成します。上手に割るとご覧のように、膨らんだ側(写真左)と凹んだ側(写真右)に分かれます。
100円玉との比較。重量がありますので平置き展示をお勧めします。最も初期の三葉虫の一つ、モロッコ産のカンブロパラスのノジュール化石です。
価格:
商品ID:tr1088
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直線距離14.5cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)17.6cm×14.7cm×厚5.5cm 2265g
商品説明:最も初期の三葉虫の一つ、モロッコ産のカンブロパラス(Cambropallas)のノジュール化石
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