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ガノイド鱗が美しく光る!初期の浮き袋を備えた、ペルム紀の古代魚 パレオニスカム・フレイエスレベニ(Palaeoniscum freieslebeni)の化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)

パレオニスカムはペルム紀中期から後期にかけて生息し、ヨーロッパや北米などで化石が発見されています。本標本は種小名 フレイエスレベニ(freieslebeni)というドイツ産の模式種です。
恐竜が繁栄した中生代よりも前の時代にあたる古生代の魚類化石は、産出量が非常に限られており、コレクション価値の高いものです。本標本は、その中でも特徴的なガノイド鱗が鮮明に保存された、上質な標本です。

最大の特徴は、口とつながった空気嚢(くうきのう)を備えていたことです。袋のような器官に空気をため、浮力を得るしくみで、まるで魚にとっての「天然の浮き輪」でした。
ただし、現代の魚が持つ浮き袋(ガス嚢)とは違い、呼吸器と独立していなかったため、浮力の微調整はできませんでした。そのため現代の魚のように自在に上下することは難しかったと考えられます。それでも当時としては非常に先進的な構造で、ほかの魚よりも狩りが得意だった可能性があります。

ただし、これほどまでに明瞭に鱗が保存されている標本は決して多くはありません。本標本が優れた保存状態を保っているのは、非常にきめ細かな銅頁岩に埋もれ、酸素の乏しい環境(嫌気性環境)で化石化が進んだからです。採集から約35年が経過した現在でも、当時のままの美しい保存状態を保っています。




・パレオニスカム・フライエスレベニ(Palaeoniscum freieslebeni)……ブランヴィル命名(1818年)
・時代:ペルム紀(約2億5,000万年前)
・層位:Zechstein 第1層
・産状:銅頁岩(Kupferschiefer)
・採集地:ドイツ・テューリンゲン州 Bad Liebenstein 近郊 Glücksbrunn
・採集者:Cyplik 氏
・採集日:1990年10月6日
このように、産地・地層・採集者・日付まで正確に記録されている化石は珍しく、標本の価値をさらに高めています。産出した銅頁岩(Kupferschiefer)はペルム紀後期の代表的な堆積層で、黒色を帯びた岩石として知られ、魚類や爬虫類の化石を数多く含んでいます。





商品説明:ガノイド鱗が美しく光る!初期の浮き袋を備えた、ペルム紀の古代魚 パレオニスカム・フレイエスレベニ(Palaeoniscum freieslebeni)の化石
魚化石のウンチク
恐竜が地球に誕生するはるか昔から、魚類は地球の海を泳いでいました。 古生代前期にはダンクルオステウス等に代表される板皮類(はんぴるい)類が台頭し、中生代に入ると、現世の魚類と同じ形をした硬骨魚類(こうかくぎょるい)が 現れます。

ダンクルオステウス

ブラジル産の魚化石。現世に生息する硬骨魚類(こうかくぎょるい)と同じ仲間。