こちらはモロッコ産のイッスモア(Issoumour)周辺で採集された古生代デボン紀のウミユリ、クプレッソクリナイツ(Cupressocrinites)の群集化石です。明瞭なクラウン(冠)が6個、確認される非常に立派なプレート化石です。
ウミユリは古生代に誕生し現世にもその子孫が生息しているという、生きた化石の代表例です。色々なタイプがありますが、多くは根本を岩や海底に張り、長い茎をたどると大きなクラウンと多数触手があります。一見すると植物のように見えますが、れっきとした動物で、海中のプランクトンを触手を使い捕食していたと考えられています。
クプレッソクリナイツは蕾のようなクラウン(冠)を持っています。その基部から下部に長い茎を有しています。こちらの個体はその特徴がよく現れていますね。
こちらには別の個体が。
近づいてみると、各部よく保存されていることが分かります。
茎には脈があります。
一点だけでも貴重な個体が総勢6体も同居。しかも、いずれも上質です。
こちらは裏面です。横幅33センチもある、非常に大型のマルチプレート化石です。
側面から見ると、このように縁部を下方に削り落としていることが分かります。立体的に仕上げられています。
横幅33センチ、重量にして7キログラム近い、非常に立派な標本であります。
100円玉との比較。モロッコ産のウミユリ、クプレッソクリナイツの群集化石です。
価格:
商品ID:ot2961
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直線距離14cm 10.5cm 10cm 9cm 8.9cm 8.5cm 母岩含め全体33.5cm×27cm×最厚部4.8cm 6955g
商品説明:なんと上質個体が6体も!モロッコ産のウミユリ、クプレッソクリナイツ(Cupressocrinites)の群集化石
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