こちらはバルト海産の琥珀です。写真はその内部に含まれるシギアブ科の写真をとらえたものです。翅脈まで完全に保存されている点にご注目下さい。
バルティックアンバーとは、バルト海周辺国で採集される琥珀のことです。主にリトアニア産ですが、その美しさから、”リトアニアンゴールド”と呼ばれることも。すべてのバルト海産の琥珀がそうではありませんが、一部の標本はこのように数千万年前の樹脂が起源とは思えないほど美しく透明度が高い個体が存在します。
シギアブ科の虫の上のほうに、小さな植物片が多数含まれていることがお分かりでしょうか。こちらは星状毛といって、バルティックアンバーに特有の内包物で、ミズナラやオークなどの広葉樹の雄花とされています。琥珀は針葉樹の樹脂が起源とされていますが、その周辺には広葉樹も自生していたことと考えられます。
シギアブとは大型のハエのようなものです。
およそ15ミリほどの琥珀です。
ルーペでご覧いただくと、このような姿をとらえることができます。虫を含む琥珀はぜひルーペを使って御覧ください。肉眼で見るのとは全く違う世界が広がっています。
琥珀に守られることで風化、劣化がほとんど進んでいません。
琥珀の内包する虫でしか見られない極めて状態の良い化石です。バルティックアンバーの起源はおよそ4000万年前から3000万年前の針葉樹の樹脂とされています。類人猿さえ誕生していない時代の虫を琥珀越しにご覧いただけます。琥珀と内部と外部で時代が異なる不思議をご体験下さい。
100円玉との比較。シギアブ科の虫を内包したバルティックアンバーです。
価格:
商品ID:ot2648
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:1.5cm×1.1cm×厚0.3cm
商品説明:まさにタイムカプセル!レアなシギアブ科の虫を内包した、バルト海産虫入り琥珀(Amber)
この商品は売却済みです。
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