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ぜひルーペで御覧ください、鮮明なシロアリを内包したバルティックアンバー/新生代第三紀（6600万--260万年前）化石セブンスマホ専用サイト

この写真を御覧ください！こちらはシロアリを内包したバルティックアンバーです。

バルティックアンバーとは、バルト海周辺で産出する琥珀の総称です。バルティックアンバーは全世界の生産量のうち８割以上を占めると言われます。というのも、バルト海の地下水脈に琥珀を含む５０００万年前から４０００万年前の地層が存在しているからです。嵐が起こるたびに地下から巻き上げられた琥珀が海岸に打ち上げられます。

写真の中央に立派なシロアリが内包されています。なぜシロアリが含まれているのでしょうか。実はこうして、琥珀のなかに虫が含まれているケースがたびたびあります。琥珀は針葉樹の樹液がもとになっています。樹液というと馴染みがないかも知れませんが、樹皮から染み出してくるあのネバネバとした液体というと分かるかもしれません。野球のピッチャーの滑り止めに使われるロジンバッグの成分の一つ、松脂などが良い例です。樹液は、虫たちにとっては大変魅力的な物質です。カブトムシやクワガタムシ、コガネムシなどがクヌギの樹液に群がっているのを見た人も多いのではないでしょうか。