こちらはマダガスカル産のコーパルです。コーパルとは針葉樹の樹脂が化石になったものです。樹脂はもともと樹液で、木の内部から染み出してくるものです。樹液は虫たちを集め、時にそのまま取り込んで化石になることがあります。こちらはその好例です。虫の羽の脈まで保存されています。
コーパルと似た化石に琥珀があります。琥珀はより堆積期間が長いものを指します。構造的にはとても良く似ていますが、樹脂の重合の進み方に違いがあり、若干琥珀のほうが硬いとされていますが、感触でその違いをはっきりと捉えるのは難しいです。
ご覧のように虫以外にも様々な内包物が存在します。
コーパルは一般に琥珀よりも透明度が高い傾向にあります。
後方よりライトを照らすとご覧のように黄金色に輝きます。
こちらには甲虫らしき虫が内包されています。樹液を味わいに訪れていたのでしょうか。
5センチ弱の標本です。
ぜひこちらの虫をルーペで御覧ください。琥珀やコーパルを観察する際には、倍率20倍程度のルーペをお買い求めください。
100円玉との比較。
価格:
商品ID:ot2611
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Madagascar
サイズ:4.8cm×2.4cm×厚1.1cm
商品説明:翅脈も保存された羽虫が内包されたマダガスカル産のコーパル(Copal)の化石
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