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おまたせしました!845グラムに達する、激重の鉄隕石、カンポ・デル・シエロ(Campo del Cielo)/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは鉄隕石、カンポ・デル・シエロです。数ヶ月前に大きな標本を発表して以来、多数のお問い合わせを頂いておりましたが、この度非常に大きな個体をご紹介いたします。なんと845グラムに達する、まさに巨大な塊であります。


カンポ・デル・シエロは最も有名な鉄隕石のひとつで、アルゼンチンで発見されたものです。16世紀には現地の人々にその存在を知られていたようですが、いつ落下したのかははっきりとは分かっていません。ただ伝承としては光の玉が落下したという話があるため、人間が目撃した可能性も否定できません。※一般に隕石の落下年については、人が誕生する遥か前である可能性も大いにあります。


カンポ・デル・シエロはそのほとんどが鉄でできているという摩訶不思議な石であります。一見すると石なのですが、よく見ると、金属光沢を伴っていることに気づきました。


もちろん磁石を強くひきつけます。全体が鉄やニッケルかなる合金ですから当然といえば当然です。


表面には多数の凹凸があります。自然物ゆえ部分的に融点が異なっているため、大気圏に突入する際には、融点の低いところから溶け出したと思われます。



そもそも隕石はどこから来たのでしょう。その多くは火星と木星の中間軌道上にある小惑星ベルトから発せられたものと考えられています。小惑星ベルトには、無数の小さな天体が浮遊しており、同士が衝突しえぐられた部分が重力を脱し、非常に大きな軌道に乗ります。その周回途上に地球がたまたまあったというべきでしょうか。詳しくはコラム「恐竜はなぜ絶滅したのか?」を御覧ください。こちらのコラムはおかげさまで大変人気を博しております。小惑星ベルトについて触れていますので、チェックしてみてくださいね。


普通のサイズではありません。1キロ近い重量は手のひらを強く押し付けています。比重が大きいので見た目以上の重さがあります。


地球に落下する隕石は鉄の量で、3つに区分されています。鉄が少ない方から、石質隕石、石鉄隕石、鉄隕石となります。こちらは、90%以上を鉄で占められた典型的な鉄隕石と言えます。成分の違いは隕石の起源と強く関係があります。その関係については最後に述べたいと思います。


100円玉と比較するとはっきりと分かる、非常に大きな鉄隕石、カンポ・デル・シエロです。実に迫力ある標本です。滅多に発表できませんので、お探しの方はぜひこの機会にお求めください。


こちらのイラストで分かるように、一定程度の大きさを持つ小惑星は地球と同様、中心部ほど鉄を含むと考えられています。重力があるため、中央に集まるというわけです。したがって、鉄隕石はこういった小惑星の中心部に起源を持つのではないかと考えられています。

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価格

商品ID:ot2601

時代:Unknown

産地:Argentina

サイズ:7.8cm×7.1cm×4.2cm 845g

商品説明:おまたせしました!845グラムに達する、激重の鉄隕石、カンポ・デル・シエロ(Campo del Cielo)

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