こちらはバルト海産の琥珀です。およそ4000万年前から3000万年前の針葉樹の樹脂が化石になったものです。樹脂はもとは樹皮の間から墨出てくる樹液です。甘い樹液は多くの虫たちにとって魅力的な餌です。集まったが粘性の樹液に捕まり化石になったものが、いわゆる虫入り琥珀です。こちらの琥珀には、バルト海産の琥珀としては非常にレアな、ザトウムシを内包しています。
ザトウムシはたいへんクモと似ていますが異なる昆虫です。英語圏では「あしながおじさん」の愛称で呼ばれることがあることからも分かるように、非常に長い足を持っています。牙のような鋏角を持つという点では、クモとのこ共通点もあります。
非常に透明度の高い琥珀ですから、ザトウムシをはっきりと肉眼でとらえることができます。
ぜひルーペを用いて御覧ください。肉眼でみるのとは全く違う世界が広がっています。
琥珀の内部を観察する際には20倍以上の倍率を持つルーペをおすすめします。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
100円玉との比較。希少なザトウムシを内包したバルト海産の琥珀です。
価格:
商品ID:ot2582
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:1.4cm×1.4cm×厚0.3cm
商品説明:希少なザトウムシを内包したバルト海産の琥珀(Amber)
この商品は売却済みです。
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