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古代人が「太陽の精鋭」と感じた琥珀、あなたには何に見える?およそ4000万年前の森林を想像しよう。バルト海産琥珀(Amber)/新生代第三紀(6600万--260万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはバルト海産の琥珀です。バルト海産の琥珀は世界で最も有名な琥珀の一つで、世界の琥珀生産量の、じつに8割を占めると言われています。


琥珀はその美しさからは想像もし得ない、非常に古い歴史を持っています。このわずか4センチ強の美しき黄色の樹脂がどのようにできたか、そして、どこからやってきて、皆様にこうして紹介することができたのか、少し紹介をさせてください。


このツルンとした美しい琥珀。もとはおよそ4000万年前の樹木の内部に隠れていた樹液が起源と言われています。4000万年前と簡単に言いましたが、一体どれほど古いのでしょうか。最古の文明の一つ、ピラミッドで有名なエジプト文明は、紀元前4000年前、つまり、現在からおよそ6000年前に誕生したと言われています。この琥珀は、およそ7000倍近く古い時代に生えていた針葉樹の柔らかく揮発性の高い樹液がもとになっているというわけです。現代人の直接的な祖先が誕生したのが数万年前ですから、まさに人智の及ばない、途方も無く古いものです。


このバルト海産の琥珀は、そんな気の遠くなるほど古い時代の森林から、時空を超えて現世にたどり着いたと言っても過言ではありません。その当時、現在のバルト海は、亜熱帯性の大森林が広がっていたと考えられています。ジャングルのような植物が生い茂り、日々、木々が生まれ、また倒れていたことでしょう。それらの木々が流した大量の樹液が木々とともに地層に埋もれました。悠久の時が、徐々に樹脂を琥珀に変えていったのです。


その時代から現世に至るまで、氷期と間氷期が繰り返され、気温が変化し、大地もうごめき、少しずつ海底深く眠っていた地層から琥珀が少しずつ洗い出されました。そして、現世になり、現在のバルト海周辺地域では、嵐のたびに、地下水脈から洗い出された琥珀が海岸に打ち上げられるのです。その中で、まだ打ち上げられて間もない琥珀が厳選され、職人の手によって磨かれ、我々によって買い付けられ、到着し、写真撮影を終え、こうして皆さんの前に紹介されるに至りました。


わずか4センチ強のこの琥珀には、我々人類とは比較にならないほど深く長い歴史が秘められているのです。化石の素晴らしさは単に美しいだけでなく、地球の歴史を内包している点にあるのだと思っています。大袈裟に言うのならば、小さな地球そのものと言って良いでしょう。


我々現代人が琥珀に惹かれるのと同様、古代の人々も琥珀に特別な感情を持っていたようです。まだ科学的に琥珀が分析されていなかった頃、琥珀は太陽の光が凝集したものだと考えられていました。琥珀を手にとって太陽にかざすと、世界が黄金色に染まって見えます。まだ、科学的な知識を持たない古代の人々の感動は我々のそれとは比較にならなかったかもしれません。


100円玉との比較。表面をハンドポリッシュによって磨き上げられた、バルト海産の琥珀です。知識を持っている我々には”太陽の精鋭”とは思えないかもしれませんが、悠久の時を超えてきたことを想像しつつ、琥珀を太陽にかざすと、また違う感動を覚えるのではないでしょうか。

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価格

商品ID:ot2467

時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)

産地:Baltic Sea

サイズ:4.7cm×2.3cm×厚1cm

商品説明:古代人が「太陽の精鋭」と感じた琥珀、あなたには何に見える?およそ4000万年前の森林を想像しよう。バルト海産琥珀(Amber)

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