こちらはハンガリー産の真紅のメノウです。
メノウは漢字で瑪瑙と書きます。馬の脳みそに似ていることことに由来しているそうですが、メノウの模様というのは多岐に渡ります。たしかに脳みそのように複雑なシワ模様のものもありますが、層状のものやのっぺりとした均質の模様も存在します。メノウとは石英の潜晶質(非常に細かな)の結晶を持った鉱物全般を指します。
こちらのハンガリー産のメノウは層をなすわけでもなく、かといって、いわゆる苔メノウのような海苔に似た模様を作るわけでもありません。部分的に丸い模様が内包されているのが特徴で、これはストロマトライトと推察されています。ストロマトライトとは、シアノバクテリアという細菌が光合成を断続的に行った結果できた履歴が化石化したもので、丸模様、あるいは層模様を示します。
こちらのメノウは均質な真紅の部分と丸、あるいはかなり複雑な模様を持った朱の部分からできています。その間を埋めるように、グレイッシュブルーが顔をのぞかせています。
こちらは岩肌。研磨せずともすでに赤い。
こちらの標本はライトをあてると、さらに赤っぽく見えるタイプ。
他の産地では見られない独特の模様を作っています。
100円玉との比較。ナチュラルな鉱物でありながら、これほどまでに鯉を赤を呈する、非常に個性的なハンガリー産の赤メノウです。
価格:
商品ID:ot2410
時代:Unknown
産地:Hungary
サイズ:9.3cm×4.5cm×厚2.2cm
商品説明:ナチュラルな鉱物でありながら、これほどまでに濃い赤を呈する、非常に個性的なハンガリー産の赤メノウ(Agate)
この商品は売却済みです。
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