こちらはあのゾルンフォーフェン産のエビ、アントリンポス(Antrimpos)の化石です。
アントリンポスは絶滅した甲殻類の一つで、ゾルンフォーフェンの石灰岩層から採集されることで知られています。
こちらは頭部。頭部の周辺には黒い枝のようなものが散見されます。これは、デンドライトと呼ばれる樹枝状の結晶です。マンガンなど鉱物が自然にこのような模様を作り出します。非常にナチュラルな化石であることの証左でもあります。
アンモナイトの化石は希少で、そうそう手に入りません。そもそもジュラ紀のエビの化石というだけで希少です。高値で取引されていることをご存知の方も多いでしょう。
白っぽい石灰岩はゾルンフォーフェン産の化石の象徴的な存在と言えます。この地域の化石は、この色をして、白ジュラというニックネームがつくほど知られた存在です。
エビの化石は関節がゆるく、散らばって見つかることが多いのですが、頭部から尾先までよく保存されています。
関節同士の重なりまで保存されています。
実はこの化石、かなりの大きさがあります。本体のカーブ計測で17センチを超えます。母岩を含めると、長い辺で24センチ、重量で2000グラムを超えます。
アントリンポスと母岩の境界線や断線に沿って、デンドライトが成長していることから、マンガンを含む水溶液が貫入したことが考えられます。
こちらは裏面。白ジュラと呼ばれる、美しき石灰岩。
標本の左右計測24センチ。
100円玉。希少なゾルンフォーフェン産のエビ、アントリンポスの全身化石です。
価格:
商品ID:ot2347
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Solnhofen, Germany
サイズ:本体カーブ計測17.3cm 母岩含め全体24cm22.2cm×厚1.5cm 2080g
商品説明:カーブ計測で17センチ超え!希少なゾルンフォーフェン産のエビ、アントリンポス(Antrimpos)の全身化石
この商品は売却済みです。
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