こちらは米国ワイオミング州のグリーンリバー層で採集された絶滅古代魚、ナイティアの化石です。
ナイティアはワイオミング州の「州の化石」として認定されるほど、知られた存在で、グリーンリバー層を代表する化石と言えるでしょう。グリーンリバー層はおよそ5000万年前に淡水性の湖であったことが分かっていて、水性生物を中心に、保存状態の良い化石を多数産出します。化石湖と呼ばれます。
ナイティアは小型のニシン科の魚で現世の真骨魚類とさほど変わらない、立派な骨を持っていました。
背骨、肋骨、各種ヒレなどが明瞭に保存されています。
こちらは尾びれ。
白い石灰岩の母岩。この乳白色も、グリーンリバー層の化石に共通して見られる特徴の一つ。粘土質の鉱物を多く含んだシルトが化石化した細かい岩質です。
グリーンリバー層はオイルシェール鉱床ですが、この地域から油を回収する技術が確立されておらず、採算が取れないため、実際の採掘は行われていません。
一方で、炭酸ナトリウムの供給源になっていて、実際に、採掘が行われています。トロナと呼ばれるソーダ灰の原料が豊富に採れることで知られています。トロナはガラス、化学薬品、紙など、工業製品の原料として利用されています。
100円玉との比較。米国ワイオミング州のグリーンリバー層の主(ぬし)といってもよいほど知られた存在、絶滅古代魚、ナイティアの化石です。
価格:
商品ID:ot2286
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Wyoming, U.S.A.
サイズ:本体直線距離6.1cm 母岩含め全体14cm×10cm×厚1cm
商品説明:米国ワイオミング州のグリーンリバー層の主(ぬし)といってもよいほど知られた存在、絶滅古代魚、ナイティア(Knightia)の化石
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