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4000万年前の植物片を内包!レモンイエローに輝く、非常にフレッシュなバルト海産の琥珀(Amber)/新生代(6600万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはバルト海周辺で採集された琥珀、いわゆるバルティックアンバーです。バルティックアンバーは世界琥珀生産量の実に8割を占めます。最も有名な琥珀と言って良いでしょう。こちらの個体は非常にフレッシュで透明度が高く、レモンイエローを呈します。


琥珀は、世界宝石連盟によって生物起源の琥珀として認定されていますが、それ以前から、伝統的な宝飾品の素材として長く利用されてきました。その歴史はなんと紀元前1万年までさかのぼります。ローマでは琥珀を活力石と呼び、古代ギリシャではエレクトロンと呼んでいました。これは琥珀を柔らかい布で擦ったときに生ずる静電気の現象に由来しています。一世紀のプリウニスは琥珀が樹脂であると正しく論じた最初の人物で、ヨーロッパからの主要貿易物であり、北部から採集されたものだと記録しています。これはバルト海産の琥珀のことを指していると容易に推測できます。


中世になって琥珀はますますその人気を高めていきました。13世紀から15世紀にかけてバルト海周辺地域を占領していたチュートン騎士団は琥珀貿易を独占したと言われています。この地域は琥珀の支配権を狙って構想が続きました。それほど、琥珀は貴重なものとみなされていたのです。19世紀になって、ロシア・サムランド地域(バルト海周辺地域の一角)に工場が企業によって建設されました。この頃には宝石としての貴重性だけでなく、内包されている動植物の学術的な希少性も考慮され、コレクションが進められました。現在でも、その当時に採集された希少なコレクションがロンドン自然史博物館、ワルシャワの地球博物館などで見られるそうです。


こちらの琥珀のなかには、植物片などが保存されています。バルト海産の琥珀は、およそ4000万年前の針葉樹の樹脂が起源となっています。含まれている植物片もその時代のものになります。


こちらの個体は非常に透明度が高く、後ろが透きとおって見えます。


バルト海産の琥珀は、ときに星状毛が含まれています。星状毛が含まれているということは、この琥珀が採集された地域には落葉広葉樹林帯が広がっていたことを意味しますので、針葉樹だけでなく、広葉樹も広がっていた広大な森林であったと推察されています。


100円玉との比較。背景から光を当てると、レモンイエローに輝く、非常にフレッシュなバルト海産の琥珀です。

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価格

商品ID:ot2246

時代:新生代(6600万年前 -- 現在)

産地:Baltic Sea

サイズ:3.2cm×1.8cm×厚0.9cm

商品説明:4000万年前の植物片を内包!レモンイエローに輝く、非常にフレッシュなバルト海産の琥珀(Amber)

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