こちらはヤスデが内包されたミャンマー産の琥珀です。いわゆるビルマ琥珀です。ビルマ琥珀は琥珀ファンの憧れのアイテムとして知られています。それもそのはず、他産地の琥珀に比べて、非常に古い、1億年前の琥珀だからです。
こちらの写真を御覧ください。下側にはっきりとヤスデが内包されていることが分かります。ヤスデとは草食の多足類で、ムカデと混同されがちですが、違う生物です(ムカデは動物食)。切れることなく全体が保存されている点にもご注目ください。
ヤスデの象徴的な無数の足もはっきりと確認ができます。
肉眼でも視認可能です。ルーペがあればなお良いです。
冒頭で述べたように、ビルマ琥珀はおよそ1億年前の琥珀です。当時、生えていた針葉樹の樹脂がもととなっています。樹脂は樹液が固まったものですが、固まる段階で、虫を取り込むことがあります。それがこのような虫入り琥珀です。1億年前といえば恐竜が大地を闊歩していた時代。そんな時代に棲息していた虫を取り込んでいるのですから、驚きしかないでしょう。
ビルマ琥珀は以前はもっと若い時代の琥珀だと考えられてきましたが、ロンドン自然史博物館にある大きな個体を改めて観察、分析したところ、白亜紀にしか含まれていない古い植物片が見つかり、非常に古い年代の琥珀であることが判明しました。
ルーペで見るとこのような感じです。足がはっきりと見えるのがお分かりでしょうか。
100円玉との比較。ほぼ同じくらいのサイズです。
価格:
商品ID:ot2158
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:2.2cm×1cm×0.3cm
商品説明:ルーペ推奨、足まではっきりと見える!ヤスデが内包された希少な恐竜時代のビルマ琥珀
この商品は売却済みです。
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